Works01:北海道/鹿追町観光ポスター

2011年夏に北海道鹿追町・然別湖北岸野営場にて撮影した一枚が、同町観光協会主催のフォトコンテストで大賞を受賞。観光ポスターに採用していただきました。

 

こちらのポスターが後に、公益社団法人日本観光振興協会が主催する「第61回 日本観光ポスターコンクール」で入賞し、とくにオンライン投票部門では第4位に入ることになります。

 

オフィス・シロを主宰する岩崎は写真撮りとしても活動しており、すでにそこにあるけれど普段は見落とされている魅力を浮き立たせることを、北海道で写真を撮り続けるにあたってテーマに掲げています。夏の夜に然別湖で天の川を見上げながら撮影したこの写真は、まさにその主題を表現できたものになりました。


狙いすました写真に見えますが、裏話として撮影時に恵まれた幸運がありました。それは、天の川がくっきりと写るほど長時間露光をかけたにも関わらずテントが白飛びしていない理由です。

 

この写真の前にも数枚、露光時間を変えながら撮っていたのですが、やはりテントは明るく、白飛びは避けられない状況でした。しかし偶然、この一枚ではシャッターを切ってから数秒してテントの灯りが消えたのです。

そのまま星が写り込むまでじっくりと露光をかけ、撮影できたのがこちら。
後にも先にも、これほど見事に撮りきることができたのはこの一枚だけです。

 

狙いと運との足並みがそろうと、予期していた以上の成果が上がることがあります。その瞬間を捉えることは、埋もれた価値の発見と発掘に取り組むオフィス・シロがとくにこだわりを持っている部分です。